


2022
Digital Graphic, Poem, Fiction
YOUJIN HAN
IDAM JANG
LIZ RYU
IDAM JANG
LIZ RYU
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INFINITY SONNET 「直感の反響、共感の影響」
実験目的:
INFINITY SONNET、これはインスピレーションの伝達と感情の交感に関する実験である。
ある者はインスピレーションは目に見えないものであり、抽象的なものだと述べる。
それを完全に否定することはできないが、私たちは可視化されていない領域にある不透明ななにかを引き出し、
目に見える形に、作品に、記録に残したいと考えた。
実験意義:
作品の中で3人は名を捨て、A,B,Cになる。
匿名が与える混乱から「私」と「あなた」の境界が崩れ、感情と考えと感覚が混在されている隙間からインスピレーションが胎動する。
私たちの間、そこを漂う絶えないインスピレーションの循環を、私たちは「INFINITY SONNET」と呼ぶことにした。
実験参加者: A, B, C
A:ハン・ユジン(絵) / B: ジャン・イダム(絵) / C : ヤナギ・リズ(文章)
実験方法:
段階1. AとBは、Cに言葉や文章をいくつか伝える。
段階2.Cは、AとBにインスピレーションをもらい、それぞれについて自らのSONNET(短い歌あるいは小さいオト)を作る [影響1]
段階3. Cは、作成したSONNETをインスピレーションのもとではない方に交差して伝える。
AとBは、SONNETを読み、その印象を視覚化する。[影響2]
段階4. 参加者全員が視覚化されたSONNET(絵の作品)を見ながら交流する。
A, B, Cは、自分が伝えた言葉や文章のなかで、何がSONNETになったかを推測してみる。[影響3]
段階5. AとBは、絵の元になった言葉や文章を公開する。
また、本人が[影響1]と[影響2]からどのようなインスピレーションを受けたかを説明する。
最終的にSONNET(文章・絵)を一緒に鑑賞し、再び作品の意味を噛み締めてみる。[影響4]
実験規則:
*創作において、作品に入れ込むエネルギーとクオリティーを一定にするため、作業時間は各30分に制限する。
*インスピレーションの流れに対する真正性のある推測のため、[段階5]になるまで、
AとBは、お互いが[段階1]で残した言葉や文章を絶対に見てはならない。
*[段階4]、[段階5]のときに話した内容は音声録音を通じて記録する。


















































チーム紹介
似ているようで全く違う3人。
差があってこそ、むしろ新たな韻律になれるのではないかと楽しみにしながら出会った。
私たちが交わした記録が丸くて鋭い音になり、遠くへ広がるまで。
そしてまたSONNETになり巡って来るまで、話は続く。
似ているようで全く違う3人。
差があってこそ、むしろ新たな韻律になれるのではないかと楽しみにしながら出会った。
私たちが交わした記録が丸くて鋭い音になり、遠くへ広がるまで。
そしてまたSONNETになり巡って来るまで、話は続く。
A:
始める前の心:
私たちの響きはどこまでつながるのか。無限の響きになれるだろうか。
終わった後の心:
響きがつながり、線になる経験をした。
INFINITY SONNETを一言でいうのなら?:
響き
B:
始める前の心:
今まで知っていたことをすべて忘れ、一番最初に戻る。
終わった後の心:
言葉の世界の向こうにあるなにかを眺めた感じ。
気づいても、気づかなくても良い。
INFINITY SONNETを一言でいうのなら?:
偶然の波
C:
始める前の心:
空にするために、
自分の感情に直面するような率直な文章を書こう。
終わった後の心:
一方的な傷は、どこにもない。
INFINITY SONNETを一言でいうのなら?:
情動の尾
